2022年11月28日
「ファスト映画」を無断でユーチューブにアップロードされたとして、映像会社13社が投稿者に対して計5億円の損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は11月17日、5億円の支払いを命じる判決を下しました。
ファスト映画とは、映画を10分~15分程度に短く編集した動画や映像をいいます。
本件で原告側は、損害額を再生1回あたり200円、総再生回数1000万回以上で合計約20億円と算定しており、その一部である5億円の支払いを求めていました。
東京地裁は、投稿者による原告側の著作権侵害を認定し、原告側の請求どおり5億円の賠償を認めました。
この認定額は、投稿者が得た広告収入約700万円よりも、はるかに高額なものとなっています。